時代の流れに沿った
新たな物流サービスを展開

　トラック輸送を中心とした総合物流サービスを提供する当社は、2022年で創業から48年目を迎えました。経営理念には「あなたよし、わたしよし、みんなよし」という言葉を掲げています。「あたなよしは」はお客様や仕入先などの取引先、「わたしよし」は社員やその家族を含めた身内の皆さん、「みんなよし」は地域全体のことを指し、社会に貢献できる人材の育成にこれまで努めてきました。
　今回のコロナ禍では「エッセンシャルワーカー」という言葉がさまざまなメディアで取り上げられましたが、物流サービスが途絶えると市民の生活も滞ってしまうとあって、われわれのような運送業者についても、ありがたいことに社会の一翼を担う存在として数えていただきました。人々の豊かな暮らしを支える大事な仕事だということを再認識でき、従業員のモチベーションもこれまで以上に向上していると感じています。
　しかしその一方で、コロナ禍によりそれまであった社員旅行や忘年会、新年会、バーベキューといった交流行事がなくなり、社内のコミュニケーションが希薄になったように見受けられます。横の連携を強化するため、当社では22年4月より、それまで年1回の発行だった社内報を、毎月発行するようにいたしました。コロナ禍で崩れつつあった人と人との接点を増やし、互いに調和していくことで、「チーム」として力が発揮できるような現場づくりを目指しています。
　われわれの業界はどうしても長時間労働が多いイメージがありますが、近年の働き方改革に伴い、運送業でも労働時間の是正化が進められています。その中で当社では、ドライバー1人あたりの走行距離を短縮した「リレー中継輸送」や、鉄道や船舶と連携した「モーダルミックス」による輸送を採用するなど、働き方改革ならぬ「運び方改革」を推進してきました。当社の使命は「想像から創造へ」。これからも地域に愛され、地域にとってなくてはならない企業であり続けるために、時代に沿った変革を進めながら、新しい物流サービスをお客様に提供してまいります。