ものつくりを通し、すみよい社会と人々の幸せに貢献する
ファインシンター東北
株式会社
株式会社
Fine-Sinter Tohoku Co., Ltd.


・住所:岩手県奥州市江刺岩谷堂字松長根65
・TEL:0197-35-7171 / FAX:0197-35-7176
・代表者:代表取締役社長 大野一成
・設立:1991年7月
・事業内容:金属部品製造業
・従業員:85名(2024年9月現在)
・HP:https://www.fine-sinter.com/

紀元前から続く粉末冶金技術で
東北の自動車産業の発展に貢献
東北の自動車産業の発展に貢献
東京焼結金属株式会社と日本粉末合金株式会社の2社が合併し、株式会社ファインシンターが発足したのは2002年。関連会社であるファインシンター東北株式会社は1990年に東北焼結金属株式会社として設立、以降30年以上もの間、粉末冶金技術を通して東北地域における自動車関連部品産業をリードしてまいりました。
当社が主に生産するのは、自動車のスプリングの収縮を抑制するショックアブソーバーと呼ばれる部品です。また、今年度からはハイブリッド車の電圧を制御するインバーターの構成部品であるリアクトルコアの生産も開始するなど、近年の自動車産業の潮流に合わせた部品製造も行っております。
何万点のパーツによって構成される自動車において、当社で製造した部品はそれらのうちのたった一部品かもしれません。しかしながら、この一部品がなければ車は成り立たないのも事実です。実際に使われている場面を目にする機会もほとんどありませんが、自動車産業の歯車の一つであるという自負を全従業員が持ち、日々の業務にあたっております。
ファインシンターが誇る粉末冶金技術は 紀元前から受け継がれた歴史ある技術であり、そのノウハウは機械にはまねのできない、人の手でしか伝承できないものでもあります。何もない鉄粉から部品が形作られ、それらが自動車のパーツとして使われていく、そのプロセスこそ、ものづくりの楽しさでもあります。
次代を担う人材育成にも力を入れながら、 これからも当社は岩手県奥州市の地から粉末冶金技術を通して東北の自動車産業の発展に寄与してまいります。


- フレックスタイム制度で働き方を柔軟に
当社では今年度より、常勤の間接部門を中心にフレックスタイム制度を導入しました。事前に会社の承認を受けられれば出勤・退勤の時間を自分でスケジューリングでき、子どもの学校へ送り迎えする時間に活用したり、平日の通院時間に充てたりするなど柔軟な働き方を実現しています。
- 充実の休暇制度でプライベートも楽しく!
昨年度の有給休暇取得率は82.4%。当社では全従業員のワークライフバランスも大切にしています。それぞれの誕生月に有給休暇とは別の特別休暇を1日付与する「アニバーサリー休暇」も当社ならではの取り組み。プライベートの時間を大切にすることで、従業員のモチベーションアップにつなげています。
粉末冶金ができるまで
❶ 原料
粉にできる製品であれば、全て原材料になります。鉄・銅などが主原料です。
❷ 混合
鉄粉に組成の違う金属粉を部品ごとに決められた割合で混合します。
❸ 成形
混合した金属粉は100種類以上ある高精度な金型を用いて自動成形機で圧縮します。
❹ 焼結
圧縮された成形体は、融点以下の温度で約3時間かけてガス雰囲気中で焼結します。
❺ 後処理
「サイジング」「械加加工」「含油」「表面処理」などの方法で製品の後処理を行います。
❻ 検査・出荷
寸法の誤り、表面の欠けやキズを確認し、問題がなければ製品の出荷となります。
