森を守りながら紙を作る
三菱製紙株式会社
北上工場
北上工場
MITSUBISHI PAPER MILLS LIMITED


・住所:岩手県北上市相去町笹長根35番地
・TEL:0197-67-3211 / FAX:0197-67-2365
・代表者:執行役員工場長 小林裕昭
・設立:1965年
・事業内容:紙素材事業
・従業員:217名
・HP:https://www.mpm.co.jp

パルプから最終製品まで工場内で一貫生産
三菱製紙(株)北上工場は、1965年に白河パルプ工業北上工場として創業以来、岩手県内を中心とした東北の森の広葉樹(ナラやブナ、カエデなど)を原料とした国産パルプを生産してきました。1997年からは家庭紙(ティッシュ・トイレットペーパー)、2001年からは写真用原紙・一般紙も生産しています。
写真用原紙は、紙の表面に樹脂を被膜した「ラミネート紙」と呼ばれるもので、主にカラー用印画紙や高級インクジェット用紙の素材として、国内・海外の主要写真印画紙メーカーやインクジェット用紙メーカーに販売。平滑性と白色度の高さが特徴です。
もう一つの主要生産品である家庭紙の商品名「ナクレ(nacre)」は、“真珠のような光沢”を意味するフランス語。真珠のように上品で、なめらかしっとりとした使い心地を目指して開発し、主に東北圏内で販売しています。東北の木材を使い、東北の中心・北上で作り、東北の皆さんに使っていただく、地産地消の製品です。
写真用原紙は、パルプからラミネート加工まで工場内で一貫生産できるのは、世界で唯一、当工場のみ。パルプ、抄紙(紙すき)、ラミネートの各工程で、品質要望に応えられる細かな製品設計が、日本のみならず世界から支持されています。
パルプ専業工場からスタートし、家庭紙、写真用原紙の生産へと時代に合わせて事業を拡大してきた三菱製紙(株)北上工場では、今後も市場のニーズや品質要求に応えるとともに、新たな製品の開発に取り組んでいきます。そして、これまでと同様に地元の木材を使用することで森林資源の循環利用を促進し、地域との共生、持続可能な社会の実現を目指していきます。
ものづくりに興味がある方、やる気と熱い思いのある方、より幅広いフィールドで挑戦してみたい方、多様な製造職場で活躍できる当社へ、ぜひお待ちしております。


- ふるさと納税返礼品でも人気の製品
「ナクレ(nacre)」は、東北の国産広葉樹(岩手県産材85%)を使用した地産地消製品。ふるさと納税の返礼品(北上市、金ケ崎町、大槌町で採用)としても高い評価を得ています。
- SDGsの取り組み
(持続可能な原材料調達)原料の木材チップは国産広葉樹100%(岩手県産85%、秋田県産15%)で、岩手県の年間広葉樹原木生産量の70%を使用。広葉樹は伐採しても切り株から芽を出し、30〜40年で元の姿に戻る(萌芽再生)ことから、再生可能な木質資源を持続可能な形で利用するとともに、安定消費を両立しています。
- 資格取得サポート
業務を行うために必要な知識や技術を身につけるための講習費用や試験費用を、会社がサポート。キャリアアップの一環としてさまざまな資格を取得することができます。
- 福利厚生の充実
借り上げ社宅の独身寮や、お弁当代の補助、住宅手当や夜勤手当などの各種手当が充実。社員が安心して生活できるようサポートします。

