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67

鋼に命を吹き込み、進化させる

武藤工業株式会社

東北事業所

Muto Kogyo Co.,Ltd

67武藤工業株式会社 東北事業所
Data

・住所:岩手県北上市相去町西裏63-16
・TEL:0197-72-6216 / FAX:0197-72-6217
・代表者:代表取締役 佐藤卓弥
・設立:1977年(東北事業所は2011年)
・事業内容:金属熱処理加工、機械加工
・従業員:11名(東北事業所)
・HP:https://www.mt-k.com
・熱処理研究室HP:https://qa.mt-k.com

About Company

金属組織を熱変性させる、熱処理の技術者集団

 武藤工業株式会社は、神奈川県に本社をおく、金属熱処理を専門とする会社です。1977年に創業し、「熱処理という業界をもっと盛り上げたい」という創業者の志と縁から、2011年に東北事業所が、そして2022年に東海事業所が開設され、以来、それぞれの地域のモノづくりを熱処理の分野から支えています。
 金属熱処理とは、金属に熱を加えることで、内部の組織を変性させ、その強度を用途に合わせて変化させる部品製造の工程の一つです。製造業の分野に属しますが、図面から形あるものをつくるわけではなく、製品の金属組織を変えることが目的となっているため、目に見えない仕事であり、化学的な要素も大きくなります。いわばモノづくりにおける基盤産業で、なくてはならない存在です。
 日本におけるその起源は鋼を熱し、打ち付け、また冷やすことを繰り返しながら強度を高めて日本刀をつくる刀鍛冶とも言われ、古くからさまざまな用途に利用されてきました。
 同社の業務においては蓄積された経験と高い加工処理技術をもとにした「仮説力」「提案力」「対応力」が三本柱。例えば、熱を加えると製品の寸法が変わったり、変形を起こしたりすることもあります。熱処理後の削り代がどの程度あればよいのか、素材や形状に適する処理方法など、よりよい方法を見出しながらお客様のニーズに応えています。
 熱処理した製品は多岐にわたる分野で利用されます。例えば自動車や医療分野、また半導体や航空・宇宙産業などにも使われ、社会生活に欠かせないものの一部としてよりよい暮らしを支えています。
 非常に専門性と希少性の高い熱処理ですが、東北事業所の社員もはじめはほとんどが未経験者。それでも本社で培ってきたノウハウを先輩から教わったり、勉強会で学びを深めたりすることで、若手社員も今では立派な技術者の一人として活躍しています。

金属組織を熱変性させる、熱処理の技術者集団
Message from Senior
岩間 龍

岩間 龍

Ryu Iwama

❖所属:東北事業所製造部 配送・営業リーダー
❖入社:2017年
❖出身校:岩手県立花巻農業高校
❖趣味:ソフトテニス
❖血液型:A型

仕事内容
お客様からお預かりした製品に熱を加えることで内部の強度を変性させます。熱処理の際、形が曲がったりするため、その矯正もしていますし、一般金属の熱処理だけでなく、配送や営業の手配や管理も私の仕事です。

仕事のやりがい
入社してすぐの頃は、熱処理で曲がってしまった製品を矯正するのが難しくて苦労していましたが、だんだんできるようになってくると、楽しさを感じるようになりました。熱処理は目には見えない仕事ですが、熱処理をしたことでその部品が生活に欠かせない一部になっているのでそこもやりがいの一つですね。

齊藤 柊人

齊藤 柊人

Shuto Saito

❖所属:東北事業所製造部
❖入社:2023年
❖出身校:専修大学北上高校
❖趣味:サッカー
❖血液型:O型

仕事内容
金属の熱処理や形状の矯正をしています。金属の曲がりや歪みを直すときにガスバーナーを当てて直したりするのですが、その作業がうまくいったときや熱を加えることで形が変わっていくのを見ているときは楽しいなと感じます。

仕事のやりがい
半年を過ぎた頃からは1日の業務を一通り自分でできるようになってきたので、そこは手応えみたいなものを感じています。また、今は会社で開催している勉強会に参加しています。普段気にしないような構造の部分の説明をしてくれるなど、深いところまで話してくれるので、日々の業務にも役立っています。

市川 葵

市川 葵

Aoi Ichikawa

❖所属:東海事業所製造部
❖入社:2024年
❖出身校:N/S 高等学校
❖趣味:ゲーム
❖血液型:AB型

仕事内容
お客様から依頼を受けた製品を、熱処理によって強度を変えるのが仕事です。東海事業所では特に真空焼き入れ、油焼き入れという手法を使うことが多くなっています。入社して半年ほどですが、作業にも慣れ、仕事の流れもつかめてきました。

仕事のやりがい
製品を熱処理すると、熱による変性でゆがみや歪が起きるのですが、治具(製品を固定する補助装置)を使って歪のない状態に仕上げられたときに手応えのようなものを感じます。また、今は熱処理技能検定3級の資格取得に向けて勉強会にも参加しているので、資格も取得しながらよりよい仕事をしていきたいなと思っています。

須田 春樹

須田 春樹

Haruki Suda

❖所属:本社製造部 工場長
❖入社:2014年
❖出身校:横浜商科大学高校
❖趣味:ラーメン屋巡り
❖血液型:A型

仕事内容
私たちが行っている鉄鋼鋼材に熱を加えることで工業用部品の強度を高める仕事は、言い換えれば鉄に命を吹き込む仕事とも言えると思います。主に自動車関連、または半導体や医療分野などに使われる部品を取り扱っており、生活に欠かせない分野の仕事です。

仕事のやりがい
弊社では量産モデルはほとんど扱わず、多品種小ロットをメインに取り扱うのが特長です。そのため、お客様が求めるニーズにどこまで応えられるかという部分が難しい半面、達成できた時の充実感は他に代えがたいものがあり、仕事を続ける意欲にもつながっていると思います。

About work
  • 希少価値の高い技術職

    熱処理を専門で行っている会社は北東北でも2件のみ。専門性、希少価値ともに高く、設備が整っている環境も同社の特徴です。地域に根付いた企業として、昨年10月にはテクノメッセ北上にも出店しました。製品は自動車などの交通インフラ、医療器具、半導体など、幅広い分野で使用。金属加工製造の分野において必要不可欠な、熱処理のエキスパート集団です。

    希少価値の高い技術職
  • 未経験者が活躍する会社

    現在、東北事業所には11人の社員が所属していますが、そのほとんどが未経験からのスタート。先輩社員の指導は親切かつ丁寧で、ミスをしても次にどう生かすかという考え方も社風の特徴です。会社主催の勉強会も月3回程度、業務時間内に行っており、資格取得を含めた手厚いサポート体制が整っています。

    未経験者が活躍する会社